こぶたのラッパ » 2月 2013

Monthly Archives: 2月 2013

プログラミング

JavaScriptでグローバル変数を使わない方法

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JavaScriptでグローバル変数を減らす方法という記事がTwitterでリツイートされてきたので、ツッコんでおきます。

↓正しくはこうです。

(function(){
    var x = 1;
    var y = "こぶたのラッパ";
    
    function my_func() {
        alert(y);
    }
    
    my_func();
})();

↓jQueryを使う場合は、こう。

(function($){
    var x = 1;
    var y = "こぶたのラッパ";
    
    $(function(){
        my_func();
    });
    
    function my_func() {
        alert(y);
    }
})(jQuery);

グローバル変数はJavaScript実行環境が提供してくれている window とかを参照するためのもので、自分で定義するものではありません。
JavaScriptコードはコピペしてなんぼのものが多いので、グローバル変数を使わずコピペされやすいコードを書きましょう!

日常

大阪の大気汚染

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大阪市に住んでいるリアルタイムの心境を書き残しておきますと、空気悪いです。
外に出るときはマスクをつけてます(忘れることもあるけど)。
震災がれきを燃やし始めた2月1日以降、うっすらと妙な臭いが日替わりで外を流れてます。

中国の大気汚染は+アルファって感じだと思います。
上海、北京は人間が住むところではないという言葉が流れていますが、大阪もたいがいです。

臭いが「日替わり」というのは、毎日違う感じの異臭がするという事です。
24時間365日、震災がれきを休むことなく燃やし続けており、そのごみの種類によるのか毎日臭いが違う気がします。
一番ひどかったのは去年の試験焼却の時ですが、またあんなのが来たらと思うとうんざりします。

ただ、臭いを感じずに済む日もありますし、雨の日の次の晴れの日にはだいたいいい気分で外に出ることができます。
単に鼻が慣れたという事もありうるのが怖いのですが・・・
先週末、一日淡路島で遊んだ後に大阪へ帰る車中で、のどに刺激のあるちくちく空気を感じましたので、ずっとその場にいると鈍くなる可能性もあります。

放射線量や汚染物質の量は随時チェックしているという事で、今回の大阪市による震災がれき焼却が傍若無人な蛮行とまでは言い切れませんが、一個人としては「おろかな所業」という感想以外は持ちえません。

なんの結論を出せる文章でもありませんが、今しか書けない思いですので、書き残しておくことにしました。

#twitterでのつぶやきを修正、追記しました。

ハードウェア 日常

ドラジオくんでドラチャン☆ドラヂオを聴こう!

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毎月一回の我が家のお楽しみ、「ドラえもん ふしぎのサイエンス」の今月号は、AM/FMラジオが聞ける「ドラジオ君」。

ふしぎのサイエンス vol.7

むかし中学生の頃、技術の時間に半田ごてを片手にラジオを作った記憶がありますが、このドラジオ君は回路も全部できていて、ケースをパカッと合わせるだけで出来上がりです。

スネ夫に「てんで幼稚」と笑われそうなくらい簡単ですが、そこはもう大人になった私ですので、ドラえもんの公式サイトドラえもん・チャンネルで絶賛放送中の「ドラチャン☆ドラヂオ」を聴くことができるように改造しようっ!

まず必要な品々をリストアップしますと・・・

必要なパーツ

  • 3.5mm ミニジャック(3ピンのモノラル、もしくは5ピンのステレオどちらでも。私は今回、ステレオ用5ピンの「PJ-0005C-5BL」を購入しました。日本橋のデジットで55円でした)
  • 両端ミニプラグの接続ケーブル(モノラル、ステレオどちらでも)
  • 電線3本

必要な道具

  • 穴あけ用ルータ
  • 半田ごて+はんだ
  • ドライバー
  • はさみ

作り方

■1. まず、ドラジオ君のおしりにルータで穴をあけます。
赤いしっぽの上あたりがベストポジションです。
穴の大きさは、ミニジャックの挿入部分がすっぽり入る大きさになるよう、調整しながら大きくしていきます。

左下のバンソウコウは、穴あけミス・・・。この位置だと、ミニジャックが収まらなかった。

左下のバンソウコウは、穴あけミス・・・。この位置だと、ミニジャックが収まらなかった。

■2. 電線のつなぎ変え
ドライバーで透明プラスチックケースのふたを開け、スピーカーと基盤をつなげている二本の黄色い線のうち、右側のプラス側をカットし、それぞれミニジャックと接続するために電線を延長します。

スピーカーの左側の黄色い線はそのまま残して、スピーカーのGNDからミニジャックのGNDを接続するための電線を半田ごてでくっつけます。

基盤とミニジャックは透明プラスチックケース越しに接続しますので、ルーターで穴を開けておきます。

元々の状態

元々の状態

ミニジャックと接続

ミニジャックと接続(今回使ったのは5ピンのステレオなので、2ピンは余ってる)

完成図。GNDの線が二本出ていますが、本当は一本だけスピーカー側のGNDとつながっていればOKです。

完成図。GNDの線が二本出ていますが、本当は一本だけスピーカー側のGNDとつながっていればOKです。

■3. ケースを合わせる
これで出来上がり!

出来上がり!

出来上がり!

ミニプラグを差し込んでいるときにはその機器の音が流れ、差し込んでいないときはラジオが流れます。
ドラジオ君側の音量調節は利用できませんので(ドラジオ君の電源もOFFのままでよい)、接続機器の音量設定を大きくしないと音が小さいです。

■4. 「ドラチャン☆ドラヂオ」を聴く
さて本来の目的である「ドラチャン☆ドラヂオ」はポッドキャスティングで配信されていますので、mp3データをPCでダウンロードしておきます。
このままだと音が小さいので、MP3ゲインなどのソフトウェアを使って、音を大きくしておくとよいでしょう。

そのmp3ファイルをmp3プレーヤー(スマホやタブレットでも可)にコピーし、端末とドラジオ君をミニプラグケーブルで接続したら・・・!

日常

Life of Pi(ライフ・オブ・パイ)の3D映画版を観て

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英語勉強の一環として、英語のペーパーバック本をたまに読んでいるのですが、たまたま巡り合ったこの本には心底惚れ込みました。

これまでは一番好きな本として、サイモン・シン著の「フェルマーの最終定理」を真っ先に挙げていたのですが、この本が逆転勝ちしてしまいました。
まあノンフィクションとフィクションで1冊ずつ挙げられるのでよいのですが・・・

Life of Piがフィクションかノンフィクション(true storyの小説化という意味で)かという判断は、原作を読んだ方なら必ず迷うところですが、映画版でもしっかりその揺さぶりをかけてくれてうれしく感じました。

原作は二部構成になっており、第1部は主人公Pi(パイ。インド人の少年)の動物園での生活が色彩豊かに描かれており、第2部では一転して太平洋を漂流するという話になっています。
漂流ものにありがちな悲惨さがほとんどなく、Piの機転の良さと、くるくる動く感情のジェットコースターに乗せられて、一気に読み終わる/観終わることができます。

それにしても、アン・リー監督の今回の映像化は、本当に素晴らしかった!!
原作がある物語の映画化では、そのギャップがどう出るかにハラハラさせられますが、この映画版「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」は原作に非常に忠実に作られており、原作にどっぷり心酔した私にも心から楽しむことができる作品でした。

原作を読んでいるときに、「このシーンがある限り映画化は無理だろうなー・・・」と思っていた箇所があったのですが、その場所もしっかりと映像化されており、その映像の美しさに映画館で一人興奮してしまいました(浮島のエピソード)。

まだ原作を読んでいない方も、映画を見ていない方も、どっちか片方でも本当におすすめです。
もちろん両方トライは超おすすめです!!