料理 日常 沼島

梅肉エキスづくりで大失敗の巻

畑に生えている梅の木。 小ぶりな木ながら大量の梅の実がついています。

畑に生えている梅の木。
小ぶりな木ながら大量の梅の実がついています。

沼島でお借りしている畑には梅の木が3本生えており、5月に初めて畑を訪れた時からたくさんの梅の実が気になっていました。
毎年梅の実はスーパーなどで買っていたけれど、今年は買わずに済みそうだぞ・・・と。

とはいえ借りている畑です。
畑の持ち主さんに聞いてみたところ、数年前に亡くなられた奥様が毎年梅酒を漬けられていたそうですが、最近はご主人が自分で作ることもないので、自由に使ってくださいとのこと。
持ち主さん分の梅酒もまとめて作る約束をして、自由に梅とりすることになりました。

好きにできることが分かってからは、梅酒、梅酵素、梅ジャム、梅干しと梅仕事にいそしんでいるのですが(主に妻)、とにかくたくさんあるので、たまたま本に載っていた「梅肉エキス」というものを作ることにしました。

『梅肉エキス』
材料
青梅ニkg
 
つくり方
1. 青梅を水洗いし、ヘタを取り水気をふく
2. 酸に強い陶器かセラミックのおろし器で一個ずつすりおろし、さらしに包んで汁を十分に搾る
3. 土鍋かガラス鍋に入れて弱火にかけ、アクを取りながら、ときどき木べらで混ぜながら気長に煮つめる。煮つまってきたら、たえず鍋底をこするように混ぜながら火を通す。黒くとろとろになり、木べらで鍋底に筋が引けるようになったらでき上がり。粗熱をとってビンに移す
 
メモ
常温で何年でも保存できます。

梅肉エキス?という感じだったのですが、青梅だけで作れるし塩も使わないので、大量の梅の消費には持ってこいだなと思いつつおろし器でおろしていきます。
2kgの梅を手作業で下ろすのは気が遠くなるほど大変で、録画していた映画(ハリー・ポッターと秘密の部屋)を見ながら作業しました。
1時間半くらいかかって全部おろし終わり、(ちょうどいい布がなかったため)ザルで果肉と汁を分けます。

ここで大間違いを犯してしまいました
梅肉エキスという名前から想像していたのは練梅のようなもので、果肉をジャムみたいに煮詰めて作るんだろうと思い込んでいたのです。
最初に汁を分離するのは何となく解せなかったのですが、こっちのほうが早く水分抜けるからかなあと変な思い込みのまま、じゃあじゃあと梅の汁を捨ててしまいました。

それで、残った果肉をほうろう鍋に入れて火にかけて、作り方をもう一度見なおしたところ、「黒くとろとろになり」「木べらで鍋底に筋が引けるようになったら」の文字が目に・・・。
木べらで鍋の中の果肉をこねていても、どうもこの状態になりそうにありません。

うわーーーーーーーーっっっ!しまった~~~~~~~~!

ええ。これって汁の方を使うんですね。
何で「梅エキス」じゃなくて「梅肉エキス」って名前にしたんだよおーーーーー。紛らわしいんじゃボケー!

と散々悪態をつき、妻にはバカにされ、これまでの一時間半を思って呆然としてしまいました。
・・・が、トライアンドエラーは仕事柄慣れているので、二回目の挑戦です。
何時間もの作業が完全に無駄になったと分かった時にも気持ちを切り替えられるかどうかが、プログラマーとして求められる資質かもしれません。

畑に上り、残った梅を見つけ(とにかく取りきれないほどある)、今度は2.5kgの梅で再トライです。
またまた録画していたテレビを見つつ(劇的ビフォーアフター)、指に梅がしみるので指サックをつけつつ、1時間半かけて全部おろし終わりました。

今度はしっかりと絞りきり、2kgちょっとの汁をホーロー鍋に入れて、弱火にかけます。
その間、出来上がった梅肉エキスを入れるためのビンを探して用意していたのですが、鍋の中の汁はどんどん蒸発して無くなっていき、用意したビンはいかにも大きすぎます。
3分の1くらいになった時もまだサラサラで、これはおかしいんじゃないかとインターネットで「梅肉エキス」を検索したい欲が出てきたのですが、グッと我慢します。参考書の問題につまづいて、答えを見るような無粋な真似はしたくないですよね。

その後も梅汁はどんどん蒸発していき、作り方の「黒くとろとろになり」「木べらで鍋底に筋が引けるようになったら」の意味がようやく理解できてきました。
これってほんのちょっぴりしか出来ないのね。

練梅的なものを納豆や和物に混ぜて使うつもりでいましたが、どうやらミキプルーン風なものを作っているようです。
健康食品かな・・・?

火にかけて30分後

火にかけて30分後

一時間後

一時間後

二時間後

二時間後

二時間半くらいででき上がり

二時間半くらいででき上がり

そしてついに、完全に煮詰まったものを小瓶に移しました。少な!
ヘラについた梅肉エキスをなめたら、、超々すっぱい!突き上げるような酸味に驚きました。
かなり酸っぱい梅干しを10倍強力にしたような、梅干しを食べるだけでは絶対得られない酸っぱさ加減です。

半日の労働の結晶、いやエキスです

半日の労働の結晶、いやエキスです

あらためてネットで「効能」を探したところ、下痢や便秘、胃腸の活性化、血液サラサラ・・・になるそうです。
ミキサーでより簡単に作る方法もあるみたいです。

それにしても、2.5kgの梅がこんな小瓶半分になってしまうとは驚きです。
買ってきた梅ではとても作る気になりませんが、梅がとれ過ぎて持て余している人にはいいですよね。
全部梅干しにしても全部食べたら塩分過多になりそうだし、梅酵素にしても冷蔵庫の場所を取るし、常温で何年でも保存できる梅肉エキス。今年は梅干し作るのやめようかなあという人におすすめです。

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