こぶたのラッパ » 10月 2015

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MAKE 淡路島

木のパチンコ作り(アジャスター付き)

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こういうのを作ります

こういうのを作ります

Y字の木の枝を使ったパチンコ作りは3~4年前くらいから行っていて、近所の子供や知り合いの子ども、はたまた通りすがりの子どもたちによく作っています。
男の子・女の子によらず、大体3人に1人くらいはすごく喜んでくれ(うちの息子は残りの3分の2の方・・・)、一緒に作ったりもしています。

いつでも作れるよう革と輪ゴムは常にバッグに入れていて、出先で作ることもたびたびですが、最近レザークラフトに目覚めつつあることもあり、取り付け部分を工夫したパチンコを作ってみました。

まず用意するのはY字の木。 東京や大阪に住んでいるときは、よく公園の立ち木を剪定しているところでもらっていました。

1. まず用意するのはY字の木。
東京や大阪に住んでいるときは、よく公園の立ち木を剪定しているところでもらっていました。

輪ゴムと木をつなぐための革パーツ。 幅が1cm、長さはぐるり一巻き+3.5mmで作っています。

2. 輪ゴムと木をつなぐための革パーツ。 幅が1cm、長さはぐるり一巻き+3.5mmで作っています。

レザークラフトで使う菱目打ち(2本目)を使って穴を開ける。

3. レザークラフトで使う菱目打ち(2本目)を使って穴を開ける。

これもレザークラフトで使う針と糸。 針への糸通しは、イトに針をさす独特の方法で行います。

4. これもレザークラフトで使う針と糸。
針への糸通しは、イトに針をさす独特の方法で行います。(参考サイト

内側から針を通し、・・・

5. 内側から針を通し、・・・

となりの穴と後ろの穴を通して・・・

6. となりの穴と後ろの穴を通して・・・

反対側のもう一つの穴から、また手前に戻します。 ここでお終いでもいいけど、私は念のためもう一周糸を通します。

7. 反対側のもう一つの穴から、また手前に戻します。
ここでお終いでもいいけど、私は念のためもう一周糸を通します。

2周目。1周目の糸に針を刺さないように注意。

8. ニ周目。1周目の糸に針を刺さないように注意。

最後の穴から外へ針を通し、糸を切る。

9. 最後の穴から外へ針を通し、糸を切る。

糸を切ったところ。結びやすい長さだけ残します。

10. 糸を切ったところ。結びやすい長さだけ残します。

二重に結んででき上がり。

11. 二重に結んででき上がり。

結び目に木工ボンドを塗り、余分な糸を切る。

12. 結び目に木工ボンドを塗り、余分な糸を切る。

こんな感じになったら、飛び出した先の部分にゴムを通す切れ目を入れます。

13. こんな感じになったら、飛び出した先の部分にゴムを通す切れ目を入れます。

ちょっと分かりにくいけど、切れ目を入れたところ。 端っこから5mm間隔で3本の切れ目を入れます。あまり端まで切らないよう注意!

14. ちょっと分かりにくいけど、切れ目を入れたところ。
端っこから5mm間隔で3本の切れ目を入れます。あまり端まで切らないよう注意!

上の切れ目に色を付けるとこんな感じ。

15. 上の切れ目に色を付けるとこんな感じ。

次に、パチンコの玉をはさむための持ち手となる革をハサミで切り出します。 大きさは木との兼ね合いで変えますが、大体5cm x 1.5cm くらいがベストです。

16. 次に、パチンコの玉をはさむための持ち手となる革をハサミで切り出します。
大きさは木との兼ね合いで変えますが、大体5cm x 1.5cm くらいがベストです。

パンチを使って穴あけ。

17. パンチを使って穴あけ。

両方開けたところ。

18. 両方開けたところ。

今回はオーバンドの120mmx6mmのやつを使います。 1本のパチンコを作るのに2本使います。

19. 今回はオーバンドの120mmx6mmのやつを使います。
一本のパチンコを作るのに2本使います。

ハサミで切って・・・

20. ハサミで切って・・・

玉はさみ用の革に結びつけます(固結び2回)。 木と結びつけるのと同じ方法でもいけそうですが、ゴムを交換しやすいようにシンプルに取り付けます。

21. 玉はさみ用の革に結びつけます(固結び2回)。
木と結びつけるのと同じ方法でもいけそうですが、ゴムを交換しやすいようにシンプルに取り付けます。

いよいよアジャスター部分の取り付けです。 まずいちばん外側の穴に裏から通します。 玉はさみが裏表間違えないよう、向きを確認しましょう。

22. いよいよアジャスター部分の取り付けです。
まずいちばん外側の穴に裏から通します。
玉はさみが裏表間違えないよう、向きを確認しましょう。

2番めの切れ目を通り越して、3番めの切れ目にゴムを通します。

23. 2番めの切れ目を通り越して、3番めの切れ目にゴムを通します。

そして裏から2番めの切れ目に通します。 通すにけっこう苦労しますので、マイナスドライバーや目打ちなんか使うといいと思います。

24. そして裏から2番めの切れ目に通します。
通すにけっこう苦労しますので、マイナスドライバーや目打ちなんか使うといいと思います。

最後に外側のゴムを引っ張ると、何と内側のゴムが引っ張りだされます!

25. 最後に外側のゴムを引っ張ると、何と内側のゴムが引っ張りだされます!

完全に引っ張りだしたところ。

26. 完全に引っ張りだしたところ。

両方通したら完成です!

27. 両方通したら完成です!

普段は木にゴムを直接結びつけてしまいますが、革を使うことで簡易的なアジャスターを付けることが出来ました。

普段は木にゴムを直接結びつけてしまいますが、革を使うことで簡易的なアジャスターを付けることが出来ました。

普段はこんな面倒なことをせず、ハサミ一つでちゃちゃっと作っちゃうのですが、一手間かけるとやはり愛着がわきますよね。

2015年11月1日(日)AM 10:00~PM 3:00にアート山大石可久也美術館で開かれる催される「アート山の楽市楽座」での出品物として、ただいませっせと作っているところです。

子どもがいっぱい来るといいなー。

Android MAKE ハードウェア

Nexus7の液晶パネル交換

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交換成功!ワーワーパチパチ

交換成功!ワーワーパチパチ

今年の夏に新潟へ帰省した際、Nexus7(2013)を裸でバッグへ入れていたせいで、タッチパネルの調子が悪くなってしまいました。
ちょうどキーボードが表示される下のあたりにタッチゴーストが現れて、まともにキータッチ出来ない有り様。

Amazonにも交換キットが販売されているのですが、6,000円弱と微妙に高い・・・。

なかば諦めていたのですが、もしかして中国サイトなら安く変えないかなと思い検索してみると、aliexpress.com ↓ に安いのありました!

AliExpress

AliExpress

$33.22で送料無料。2週間前に注文して昨日ようやく到着しました。

あとはこちらの交換動画を参考に、悪戦苦闘しつつも無事交換終了しました。

一カ所、一番大きなフレキシブルケーブルを外す際、本当は横に引っ張りだすところを上に持ち上げようとして、わずかながらソケットを基盤から剥がしてしまいました。
冷や汗&めまいがしましたが、そのまま交換し終わったところ正常に起動してタッチできることが確認できてほ~~~っっっと胸をなでおろしました・・・

ソケット引き剥がし事件

ソケット引き剥がし事件

液晶パネルを剥がした後のフレーム。 この状態からきれいに動くところまで戻ったのが我ながら信じられない。

液晶パネルを剥がした後のフレーム。
この状態からきれいに動くところまで戻ったのが我ながら信じられない。

AliExpress

AliExpress

タッチパネル部分は何枚もの変わった素材で構成されており、面白いので思わず保存しました。 何か工作に使おうと思います。

タッチパネル部分は何枚もの変わった素材で構成されており、面白いので思わず保存しました。何か工作に使おうと思います。

体験して分かりましたが、一番簡単なのは下のキットですな。
フレームから液晶パネルを剥がす部分が一番の難関ですので、Wi-fiモデルの人にはこっちがおすすめです。
LTEモデル版は無いみたいなので、がんばって細かいガラスと格闘して下さい・・・

沼島

収穫したひょうたんの乾燥

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昔から作りたいと思っていた「ひょうたん」。
お借りしている畑でついに!収穫することが出来ました。

作ったのは「千成ひょうたん」といういかにもワサワサ出来そうな名前のひょうたんですが、出来たのはたったの二個・・・。
でも形もいいし、畑でこのひょうたんが成っているのに気づいた時はときめきました。

収穫したひょうたん

収穫したひょうたん

収穫したらすぐに電動ドライバーで口のところに穴を開けます。初めてだったので何かと分からないのですが、中に入っている種が取り出せるように7mm径のドリルで穴を開けました。

初めは中身がパンパンに詰まっているので、水につけて中身がどろどろになるまで腐らせ、それから乾燥という流れが一般的なのですが、この過程では悪臭を伴うそうで、最近は「バイオひょうたんごっこ」というのを使ってすぐに中身を取り出すことができるそうです。

たぁさんのお遊び「ひょうたん栽培」というサイトで、自家製酵素液を使った種だし方が紹介されていましたので、私はこちらの方法を試してみました。

コンポストに使っている「EMぼかし」が手元にあり、主成分が米ぬかだったので、小さなボールにザッザッと適当に入れ、ぬるま湯を混ぜ合わせます。
クエン酸がなかったので、この「EMぼかし+ぬるま湯」をスポイトでひょうたんに入れてあげます。

最初は中の空洞がほとんど無いので3~4ccくらいしか入りませんが、1時間おきに割り箸でグリグリしてあげると、すこ~しずつ入る量が増えていきます。

最初はジョウゴで入れようとしましたが全然でした。

最初はジョウゴで入れようとしましたが全然でした。

5~6時間くらいで中身がほとんど出きったようで、水に入れるとおおかた沈んでくれました。
昔は2週間かけて悪臭にガマンしていた工程ですので、こんな効率的な方法が確立されていることに驚きです。
朝収穫し、お昼に作業を初めて、夕方には皮むきの手前まで来てしまいました。

数日間水につけておくと、柔らかくなって皮がツルンとむけるそうです。
もう一度「EMぼかし+水」を作ってひょうたんを浸けておくことにしました。

ボールに入れてラップをし、小皿で重しをしているところ。

ボールに入れてラップをし、小皿で重しをしているところ。

そして1週間後、爪で表面を削ってみて何とか皮むき出来そうだったので、ツルンとはいきませんでしたがガリガリと爪で皮むきしました。
水に浸けて置いておくとけっこう臭うんですよねー・・・

左が皮をむいた後で、右がむく前。

左が皮をむいた後で、右がむく前。

皮を向いてキレイになったところで乾燥です。
この時点ではまだずっしりとした重みがあり、本当に中身を取り出しきっているのか不安でした。

割り箸にさして乾かす。

割り箸にさして乾かす。

まだ臭うので、別の場所に移動。

まだ臭うので、別の場所に移動。

乾かし始めて次の日にはすっかり軽くなっていたのに驚きました。不思議~。
というわけで5日間乾燥させてでき上がりです!

でき上がり~

でき上がり~

ここからはサンドペーパーで表面の細かい凸凹をとって、ニスを塗ったり色付けしたりするのですが、私はこの自然のさらさらした感じが好きなので、軽くサンドペーパーをかけて仕上げたいと思います。

ここまで来るのに非常~に苦労しましたが、結局何にするかといっても別に何に使うわけでもありません。
仕事中に撫でて気持ちを落ち着けるくらいでしょうか(笑)いや、本当にいいんですよ。

種も保存したし、来年はもっとたくさんできたらいいなと思います。