ビットコイン ブロックチェーン

インターネットはcopy、ブロックチェーンはmove

ブロックチェーンやビットコインについての記事を度々見かけるようになりましたが、技術的な説明が全面に出てきてしまうので、結局何?という感じの人が多いのではないでしょうか。

一昨日の朝日新聞にもブロックチェーンの記事があり、最近読んだ中では一番分かりやすかったのですが、横からのぞき込んできた小学三年生の息子に「ブロックチェーンって何?」とシンプルに質問されて、思わずたじろいでしまいました。

その時は「インターネットは調べ物をしたりするときに使うけど、ブロックチェーンはいろんなものを交換するのに使うんだよ」と答えましたが、頭のなかでは何かうまく言えてないなあと息子の問いが残ったままになっていました。

あれから考え続けてやっと一つ分かりやすい言い回しを思いついたのが、タイトルの「インターネットはcopy、ブロックチェーンはmove」です。

インターネットブラウザで「ソースを見る」をしたことがある人は、最初びっくりしたのではないでしょうか。
どこかのWebサイトのページを表示して、「ソースを見る(Ctrl-U)」でHTMLソースを表示して、ブラウザによっては編集も出来て、しかも編集した内容がブラウザにも反映されてしまうと、もしかしてハッキングしちゃった??なんてドキドキしたりして。

実際はブラウザで表示しているのは、Webサイトのサーバーに置いてある実体のコピーなので、サーバーの元ファイルを書き換えることは出来ません。
私も昔、そこでやっとインターネットの仕組みについて理解しました(なーんだコピーを見てるんだー)。

ブロックチェーンは問答無用でmove(移動)します。
地上波放送の「ダビング10(9回まではDVDにコピーできるけど、10回目は元ファイルが消えてしまう仕組み)」の最後のムーブだけみたいな感じです。

オンライン銀行取引なんかでmove(振込)出来るよ?と思われる方もいるでしょうが、あれは銀行内部の取引をインターネットを介して依頼しているだけで、仕組み自体は疑似moveといったところです。

インターネットは商取引やデータのやり取りに長けていますが、実はmoveが超苦手で、どんどんコピーばかりを作ってしまいます。
なので、著作物の違法コピーや違法ダウンロードは、法律で取り締まるしか対応策がありません。

ブロックチェーンはインターネットに新しく取り付けられたmove機能と言ってもいいかもしれません。
コピーされては困るもの、お金や著作物、株式・債権や契約書、プライバシーに関わるものなど、これまでインターネットでのやり取りをしようと思ったら信頼できる第三者を経由しなくてはいけませんでしたが、これからは直接当人同士がオンラインでやり取りできるようになるというものです。

ちなみに、開発者にとってはブロックチェーンは勉強しがいのあるテーマです。
ブラウザプログラムのソースは超巨大で、Chromiumの場合ソースコードをリポジトリからダウンロードすると数TBにもなりますが、ビットコイン・コアのソースはzipでダウンロードすると8MBしかなく、一つ一つのソースを簡単に見ることが出来ます。
いつか自分もブロックチェーン・プログラムを書いてみたい!

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