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ハードウェア ビットコイン プログラミング

ビットコインを普通のお財布に入れてみた

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ハードウェアウォレット Ledger Nano

ハードウェアウォレット Ledger Nano

ビットコインを買ってみたい、でも以前ハックされたMt.Gox(マウント・ゴックス)のことを思うとオンラインウォレットに購入したビットコインを置いておくのは怖い。

投資目的ではなく、単に買ってみたい、持ってみたい、使ってみたいというだけなので、Ledger Nanoというハードウェア・ウォレットを購入してみました。

2014年2月にMt.Goxがハック&破綻する数週間前にもビットコインを買ってみようと思い、まさにそのMt.Goxにアカウントを作ったところでしたが、結局買えずじまいで2年以上経ってしまいました。

そのころは1BTC=8万円くらいで2015年は2~3万円、2016年9月の今は5万円~6万円くらいと大きく変動するビットコインですが、今回はcoincheck(コインチェック)という日本の取引所でごく少額を購入してみました。

coincheckで、0.1ビットコインを購入するところ

coincheckで、0.1ビットコインを購入するところ

購入したビットコインをそのままcoincheck(コインチェック)のオンライン・ウォレットに保管しておいても問題ない(はず)ですが、手元のLedger Nanoに移しておくことでオンライン上でハックされる恐れがなくなります。

スマホアプリやPCアプリにもウォレットはありますし、そちらの方が使い勝手は良いと思いますが、仮想通貨がリアルに手に持てるというのはちょっと面白い感覚ですよね。

ハードウェア・ウォレットへのビットコインの出し入れは、PCのUSBポートにさして専用アプリを経由して行います。
その際は4桁のPINコードとセキュリティカードが必要です。
(ハードウェアを紛失したりコードがわからなくなった時や、新しいハードウェアへ移すときなどにもリカバリーできるそうです)

Ledger Wallet Nanoのセキュリティーカード。 裏に換字コードが書かれています。

Ledger Wallet Nanoのセキュリティーカード。
裏に換字コードが書かれています。

実際のビットコインのやり取りにかかる時間ですが、最初の一回だけ4~5分待った気がします。
その後は数十秒で終わりましたので、思っていたよりずっとスピーディに出し入れできるんですね。

これまでオンライン決済には、クレジットカードや銀行振込を使っていて、最近はそれほど手間に感じることなく買い物出来ていましたが、銀行やクレジットカード会社のサーバーを一切介さず、これだけスマートに直接お互いやり取りできるというのは、とてつもない進化です。

ほんのわずかのビットコインを買ってみただけですが、この技術の桁違いの新規性に冷や汗をかきました。
正直ブロックチェーン技術についてはまだまだプログラマーとして無知な状態ですが、今後理解を深めておかないとまずいよなあ。

coincheck(コインチェック)はこちら ↓。画面の作りが使いやすいです。

日本で一番簡単にビットコインが買える取引所 coincheck bitcoin

Android MAKE ハードウェア

Nexus7の液晶パネル交換

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交換成功!ワーワーパチパチ

交換成功!ワーワーパチパチ

今年の夏に新潟へ帰省した際、Nexus7(2013)を裸でバッグへ入れていたせいで、タッチパネルの調子が悪くなってしまいました。
ちょうどキーボードが表示される下のあたりにタッチゴーストが現れて、まともにキータッチ出来ない有り様。

Amazonにも交換キットが販売されているのですが、6,000円弱と微妙に高い・・・。

なかば諦めていたのですが、もしかして中国サイトなら安く変えないかなと思い検索してみると、aliexpress.com ↓ に安いのありました!

AliExpress

AliExpress

$33.22で送料無料。2週間前に注文して昨日ようやく到着しました。

あとはこちらの交換動画を参考に、悪戦苦闘しつつも無事交換終了しました。

一カ所、一番大きなフレキシブルケーブルを外す際、本当は横に引っ張りだすところを上に持ち上げようとして、わずかながらソケットを基盤から剥がしてしまいました。
冷や汗&めまいがしましたが、そのまま交換し終わったところ正常に起動してタッチできることが確認できてほ~~~っっっと胸をなでおろしました・・・

ソケット引き剥がし事件

ソケット引き剥がし事件

液晶パネルを剥がした後のフレーム。 この状態からきれいに動くところまで戻ったのが我ながら信じられない。

液晶パネルを剥がした後のフレーム。
この状態からきれいに動くところまで戻ったのが我ながら信じられない。

AliExpress

AliExpress

タッチパネル部分は何枚もの変わった素材で構成されており、面白いので思わず保存しました。 何か工作に使おうと思います。

タッチパネル部分は何枚もの変わった素材で構成されており、面白いので思わず保存しました。何か工作に使おうと思います。

体験して分かりましたが、一番簡単なのは下のキットですな。
フレームから液晶パネルを剥がす部分が一番の難関ですので、Wi-fiモデルの人にはこっちがおすすめです。
LTEモデル版は無いみたいなので、がんばって細かいガラスと格闘して下さい・・・

MAKE Raspberry Pi ハードウェア

【ラズパイ】SDカード読み込み機能付きのメディアサーバーをセットアップ

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先日AmazonでRaspberry Pi2を注文したところ、即日発送されてきました。Raspberry Pi1の時は半年くらい待った気がしますが、いつでも買えるっていうのはいいものですね。
仕事でRaspberry Pi2を使ったイントラサーバーをセットアップする用事があって今回購入しましたが、せっかくなので私用でも使おうと思っていました。

以前購入したRaspberry Pi1は紆余曲折を経て我が家のメディアサーバーとして活躍中ですが、写真画像の配信が若干遅いため、この際Raspberry Pi2にリプレースしようと思います。
前回セットアップ時のメモが消えてしまったので(T T)、今度はブログに記録を残します。。

出来上がりはこんな感じです。

kaisetsu

カードリーダーにSDカードをセットして、黄色いボタンを押すと「SDカードを読み込みます」「コピーしたファイルを削除する場合は、もう一度ボタンを押して下さい」「XX個のファイルをコピーします」などといろいろアナウンスしてくれます。

プッシュボタンを18番ポートとGNDポートにつなげます。
今回はカードリーダーケースにボタンをくっつけました。

P9070017

ライブラリ群のアップデート。

sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo rpi-update

外付けHDDのセットアップ。

# ファイルタイプがxfsの時に必要
sudo apt-get install xfsprogs

# 接続されたHDDを確認 (/dev/sda1など)
sudo fdisk -l

# UUIDを調べる(UUID="xxx-xxx-xxx-xxx" TYPE="xxx")
sudo blkid /dev/sda1

#/etc/fstabにUUID="xxx-xxx-xxx-xxx" /mnt/hdd1 xxx defaults 0 2を追記
sudo vi /etc/fstab

SDカードを自動的にマウントするため、autofsをインストール

sudo apt-get install autofs

# 「#/misc  /etc/auto.misc」のコメントを外す。
sudo vi /etc/auto.master

# 「sdcard  -fstype=vfat,sync,rw,gid=100,umask=002  :/dev/sdc1」を追加
sudo vi /etc/auto.misc

# /media/sdcard -> /misc/sdcardのシンボリックリンクを作る。
cd /media
sudo ln -s /misc/sdcard

音声読み上げ機能を使うので、USBのサウンドカードを利用

# USBサウンドカードを優先。alsa-base.confのoptions snd-usb-audio index=-2を0に。
sudo vi /etc/modprobe.d/alsa-base.conf

# 設定変更後はリブート
sudo reboot

# これで音が鳴ればOK。
aplay /usr/share/sounds/alsa/Front_Center.wav

# 鳴らない場合、設定を変更してみる。(n はヘッドフォン端子が1、HDMIでは2、0で自動判別)
amixer cset numid=3 n

# ボリューム設定
alsamixer

# 設定を保存
sudo alsactl store

# どうしても音がならない場合、ALSAをリセットしてみる。
alsactl restore -P

それからMiniDLNA(ReadyMedia)のインストール。

sudo apt-get install gettext libavcodec-dev libavformat-dev libavutil-dev libflac-dev libvorbis-dev libogg-dev libid3tag0-dev libexif-dev libjpeg-dev libsqlite3-dev
mkdir ~/src
cd ~/src
wget http://downloads.sourceforge.net/project/minidlna/minidlna/1.1.4/minidlna-1.1.4.tar.gz?r=https%3A%2F%2Fsourceforge.net%2Fprojects%2Fminidlna%2F&ts=1441591573&use_mirror=jaist
tar -xzvf minidlna-1.1.4.tar.gz
cp -Rpd minidlna-1.1.4 minidlna-1.1.4.org
wget https://sourceforge.net/p/minidlna/patches/144/attachment/minidlna-image_utils.patch
patch -u -p1 -d minidlna-1.1.4 < minidlna-image_utils.patch
diff -ubBr minidlna-1.1.4.org/ minidlna-1.1.4
cd minidlna-1.1.4
./configure
make
sudo make install
sudo cp linux/minidlna.init.d.script /etc/init.d/minidlna
sudo chmod a+x /etc/init.d/minidlna
sudo update-rc.d minidlna defaults 99 01

# 設定ファイル修正(media_dir=/media/hdd1に変更)
sudo vi /etc/minidlna.conf

写真や動画のEXIF/XMP情報を取得するため、exiv2をインストール(aptの方だと動画に対応してなかったので手動インストール)

wget http://www.exiv2.org/exiv2-0.25.tar.gz
tar -xzvf exiv2-0.25.tar.gz
cd exiv2-0.25
./configure --enable-video
make
sudo make install

自動取り込みのPythonスクリプト(automove。smilkobuta製)をダウンロード。

sudo apt-get install python3-pip python3-rpi.gpio
sudo pip-3.2 install enum34

wget http://hello.lumiere-couleur.com/app/automove/automove_1.0.zip
unzip automove_1.0.zip
chmod +x automove/automove_sdcard.sh

# Raspberry Pi起動時に実行されるよう、/etc/rc.localにコマンドを追加
sudo vi /etc/rc.local
  ↓の行を追加
  /home/pi/automove/automove_sdcard.sh &

音声読み上げのAquesTalk Piをautomoveのフォルダ内にインストール。

ls ~/automove/
  aquestalkpi/
  automove.py
  automove_sdcard.sh

最後に、動かしているところの動画です。

取り込みが終わると、自動的にMiniDLNAがデータベースを更新してくれて、アルバムーバなどのDLNAクライアントアプリから見えるようになります。

こうやって書いてみると、けっこう大変だー。
普通の方はEye-FiFlashAirを買うとよろしいかと思われます。

SD自動取り込み機能付きのNASもありますので、こういうのもいいですよ。

ウェアラブルデバイス ハードウェア

初のウェアラブルデバイス装着中

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PLANTRONICS Bluetooth ワイヤレスヘッドセット M70

一見、旅先の土産物屋さんで買ってきた鹿の角かなにか・・・に見えなくもないですが、立派な電子デバイスです。
これはBluetoothのワイヤレスヘッドセットで、補聴器のように耳にかけて携帯電話での通話に使います。

事前に携帯電話側とのペアリングが必要ですが、一度ペアリングしておけば携帯電話がバッグの中で鳴っていても、いちいち取り出さずに着信することが出来ます。

携帯電話とヘッドセットの間に壁があったりするとうまく着信を取れなかったり、音声が聞き取りづらくなりますので、隣の部屋から電話を置いてある部屋に移動しないと駄目ですが、これまではの電話を探す手間がなくなり(←そもそもここが問題?)非常に便利になりました。
もちろん通話中は両手が空いていますので通話中のPC操作も簡単になり、いいことずくめです。

首にぶら下げている間は電源を切っていますので着信時に急いで電源ONにする手間がありますが、電源つけっぱなしで首にかけるのも何かいやなので、そこだけは我慢しています。
もう少し起動が早ければ・・・というのは贅沢な悩みでしょうか。最近電話になるタイミングが遅くなったのはそのせいです。すみません。

最初は机の上にこの耳かけヘッドセットを置いていたのですが、メガネ用のストラップにつなげて首かけするようになってから、がぜん使い勝手が良くなりました。
世間ではウェアラブルデバイスやインプラントデバイスの流行の兆しが見えていますが、電気つけっぱなしのものを肌身に付けるのが苦手なんですよね。
携帯電話もズボンのポケットに入れておくと足がムズムズしますので、どうしてもあちこちに放ったらかしになりがちでした。

今回ウェアラブルデバイス化に成功した電話に次ぐ(普段電源オフにできる)デバイス、もっと他にないかな~。

2014/10/28追記
Androidスマホやタブレットとペアリングしておけば、音楽も聞けることに気が付きました。
こちらは結構離れていてもつながっていて(プロファイルの違い??)、2階の作業場から1階のトイレに移動した時にもそのまま聞こえ続けていました。
ヘッドセットのボタン操作で次の曲や前の曲に移動もできますし、ほんと便利ですね、これ。

遠隔操作するアプリなんかも作れそうな気がしてきました。

コンピュータ ハードウェア

Google 3rd eyeがもたらすもの

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世間ではGoogle Glassによるプライバシー侵害が話題になっているけど、まだまだ甘い。

未来に必ず出来るであろうGoogle 3rd eyeはというと、視神経直結ディスプレイ+カメラ搭載。
世代でいうと、
Google Glass(メガネ型ディスプレイ)
→ Google surface on eye(コンタクト型ディスプレイ)
→ Google in retina(網膜内ディスプレイ)
→ Google 3rd eye(視神経直結ディスプレイ)あたり。

インターネットにも当然つながっているので、テスト中のカンニングもし放題。
というより、記憶力を問うようなテストは何かと無意味になる。

電車の中でモバイル機器をいじる人はいなくなり、代わりに口を半開きにしてボンヤリ前をうつろに眺める人と(3rd eyeで情報閲覧中)、逆に周りをきょろきょろ見渡しまくる人(3rd eye経由で周囲の人の個人情報をのぞいたり記録したり)が増える。

次に生まれるのは、Google 耳、Google 口。

Google 耳があれば、耳から入ってくる情報を自動で選り分けたり、自動翻訳してくれたり。
Google 耳+Google 口があれば「ほんやくこんにゃく」のできあがり。

その後、Google 鼻、Google 手、Google 足、そして Google 内臓あたりで一段落。
全装着でドルイド君になっちゃう。

日本では親からもらった体をいじるのはタブー視されているので、自分がドルイド君になるよりは、そばにいて何でもやってくれるドラえもんが生まれるといいな。できたらいいな。

ハードウェア 日常

ドラジオくんでドラチャン☆ドラヂオを聴こう!

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毎月一回の我が家のお楽しみ、「ドラえもん ふしぎのサイエンス」の今月号は、AM/FMラジオが聞ける「ドラジオ君」。

ふしぎのサイエンス vol.7

むかし中学生の頃、技術の時間に半田ごてを片手にラジオを作った記憶がありますが、このドラジオ君は回路も全部できていて、ケースをパカッと合わせるだけで出来上がりです。

スネ夫に「てんで幼稚」と笑われそうなくらい簡単ですが、そこはもう大人になった私ですので、ドラえもんの公式サイトドラえもん・チャンネルで絶賛放送中の「ドラチャン☆ドラヂオ」を聴くことができるように改造しようっ!

まず必要な品々をリストアップしますと・・・

必要なパーツ

  • 3.5mm ミニジャック(3ピンのモノラル、もしくは5ピンのステレオどちらでも。私は今回、ステレオ用5ピンの「PJ-0005C-5BL」を購入しました。日本橋のデジットで55円でした)
  • 両端ミニプラグの接続ケーブル(モノラル、ステレオどちらでも)
  • 電線3本

必要な道具

  • 穴あけ用ルータ
  • 半田ごて+はんだ
  • ドライバー
  • はさみ

作り方

■1. まず、ドラジオ君のおしりにルータで穴をあけます。
赤いしっぽの上あたりがベストポジションです。
穴の大きさは、ミニジャックの挿入部分がすっぽり入る大きさになるよう、調整しながら大きくしていきます。

左下のバンソウコウは、穴あけミス・・・。この位置だと、ミニジャックが収まらなかった。

左下のバンソウコウは、穴あけミス・・・。この位置だと、ミニジャックが収まらなかった。

■2. 電線のつなぎ変え
ドライバーで透明プラスチックケースのふたを開け、スピーカーと基盤をつなげている二本の黄色い線のうち、右側のプラス側をカットし、それぞれミニジャックと接続するために電線を延長します。

スピーカーの左側の黄色い線はそのまま残して、スピーカーのGNDからミニジャックのGNDを接続するための電線を半田ごてでくっつけます。

基盤とミニジャックは透明プラスチックケース越しに接続しますので、ルーターで穴を開けておきます。

元々の状態

元々の状態

ミニジャックと接続

ミニジャックと接続(今回使ったのは5ピンのステレオなので、2ピンは余ってる)

完成図。GNDの線が二本出ていますが、本当は一本だけスピーカー側のGNDとつながっていればOKです。

完成図。GNDの線が二本出ていますが、本当は一本だけスピーカー側のGNDとつながっていればOKです。

■3. ケースを合わせる
これで出来上がり!

出来上がり!

出来上がり!

ミニプラグを差し込んでいるときにはその機器の音が流れ、差し込んでいないときはラジオが流れます。
ドラジオ君側の音量調節は利用できませんので(ドラジオ君の電源もOFFのままでよい)、接続機器の音量設定を大きくしないと音が小さいです。

■4. 「ドラチャン☆ドラヂオ」を聴く
さて本来の目的である「ドラチャン☆ドラヂオ」はポッドキャスティングで配信されていますので、mp3データをPCでダウンロードしておきます。
このままだと音が小さいので、MP3ゲインなどのソフトウェアを使って、音を大きくしておくとよいでしょう。

そのmp3ファイルをmp3プレーヤー(スマホやタブレットでも可)にコピーし、端末とドラジオ君をミニプラグケーブルで接続したら・・・!