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日常 淡路島

津井のだんじり祭りに参加しました(2/2)

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これが2014年のだんじり祭りの様子です。

この動画では、前半が中央地区、後半が中津浦地区のだんじりとだんじり唄が登場しています(私は中央地区)。

だんじりを支える棒の外側は遠心力がかかって非常に危険なので、新米の私は一番だんじりに近い側を持つことにしました。

だんじりを支える棒の外側は遠心力がかかって非常に危険なので、新米の私は一番だんじりに近い側を持つことにしました。

春日神社にて、だんじり唄を奉納しています。

春日神社にて、だんじり唄を奉納しています。全員、超真剣です。

お祭りの前日にだんじり(布団だんじり)を組み立て、当日は朝から町の中を練り歩き、春日神社でだんじり唄を奉納するというのが流れです。
去年はお祭りの直後に引っ越してきたので、そもそも見るのも初めてだったのですが、格納庫に収まっているだんじりを見た時はその大きさに驚きました。

お祭り前日にだんじりを準備するところ。

お祭り前日にだんじりを準備するところ。

あらためて写真や動画で見ても、こんなの良く動かせたなあ・・・と。
だんじり当日にうっかり新品の靴下を履いて行ったら、1日で穴が開いてしまいました。

だんじり祭といえば、大阪は岸和田のものが有名ですが、近畿地方で広く行われているお祭りだそうです。
淡路島の中でも南あわじ市は盛んに行われており、なかでも阿万は祭りで唄われるだんじり唄の本家ということで大変に人気があるそうです。

YouTubeで「南あわじ だんじり祭」と検索すると各地のだんじり唄を聞くことが出来ますが、もっぱら唄われているのは「玉三(玉藻前旭の袂三段目 道春館の段)」という芝居の一部分です。
唄の節を覚えてから聴き比べると、地域ごとに節回しやテンポが違うのが分かります。

津井(中央)のだんじり唄はテンポや節回しに勢いがあり、活気があって個人的に気に入っています。
同じ地区でも昔と今ではだいぶ節が変わっているそうで、その時々に参加する人々にもまれて変化してきたんでしょうね。

だんじりの「布団」部分に赤い布を巻くところ。

だんじりの「布団」部分に赤い布を巻くところ。

週2回の練習は地域の集会所で行われ、小学生の子どもたちは太鼓を、大人は唄を練習します。
練習と言ってもお酒を飲みながら、近況を話し合ったり、互いのソロパートを聞きあったりと、のんびりとしたもので、今思い返してもとても楽しいひとときでした。
概して淡路島の男性は仕事熱心で、平日はなかなか挨拶したり話をする機会がなく、この練習中に初めて知り合った方がほとんどでした。

子どもたちは、だんじりの担ぎ棒の端に付いている金具をピカピカに磨くのがお仕事。

子どもたちは、だんじりの担ぎ棒の端に付いている金具をピカピカに磨くのがお仕事。

津井は瓦を作る工場が非常にたくさんありますので、瓦づくりに携わっている方も多く参加されていました。
他にも大工さんや屋根職人などもいて、仕事で物づくりされている方の話はとても興味深いものです。ついつい質問ばかりしていたような気がします。
練習で知り合いになった鬼がわら職人の方から鬼瓦づくり体験会に誘っていただき、マイ鬼瓦を作るという超貴重な機会を得たこともありました。

お祭りはもちろん当日が一番盛り上がるのですが、練習や準備を通して地域の人達を結びつける大切な行事なんだなあと、この歳になって初めて知ることが出来た次第です。

大家さんから、とっても美味しい特製のお寿司とお赤飯をたくさんいただきました。 地域に伝わる特別なお寿司だそうです。 お赤飯は息子がほとんど全部食べてしまいました・・・

大家さんから、とっても美味しい特製のお寿司とお赤飯をたくさんいただきました。
地域に伝わる特別なお寿司だそうです。
お赤飯は息子がほとんど全部食べてしまいました・・・

日常 淡路島

津井のだんじり祭りに参加しました(1/2)

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津井郵便局の前の桜

津井郵便局の前の桜

2013年の春に淡路島の津井に引っ越してきて以来、この4月で一年が経ちました。

うちの家族はこの津井という町が好きで住み着いたわけですが、就農移住などの方々と違ってほとんどずっと家に閉じこもっている仕事柄、なかなかこの土地の人と話すきっかけもないかなあと思っていました。

ところがどっこい、子供が通う幼稚園のママ友・パパ友と知り合えたのをきっかけに、少しずつお話できる友達が増えてきて、最近では引っ越すきっかけとなった素敵な場所(パートナーのブログで「キラキラスポット」と書かれているところ)の持ち主ともつながることが出来たりもしました。

春仕様のキラキラスポット

春仕様のキラキラスポット

そしてこの3月に、津井のだんじり祭に参加することで知り合いがぐっと増え、津井の町散歩もさらに楽しく出来るようになりましたよ。

だんじり祭に参加出来たのは、同じ津井に住むマーキーさんという気さくなお兄ちゃんのおかげ(どうもありがとう!)。
マーキーさんに「だんじりの練習見に来ない?」と誘われて、恐る恐る会合に参加したのが3月頭。地元の人が子供の頃から行ってきた行事に、よそ者がホイホイ入っていっていいのかしら・・・という恐縮した思いをもちつつも、週2回の練習に顔を出す度にすこ~しずつ互いに打ち解けていくことが出来たように思います。

それにしても、住んでいる町に知り合いがたくさんいるっていうのは、どことなく不思議な、面白い感じですね。
実家のある熊本を出てからは、大きな街(東京、大阪、パリ)にずっと住んでいましたので、町を歩いていたりスーパーで買い物をしている時に知り合いに出会うなんてことはまず無かったのですが、外に出れば当然のように町の人と挨拶するという、このホーム感。
新顔に気さくに声をかけてくださる地元の方の優しさに感謝です。

ため池に住む亀。近づくと気配ですぐに逃げてしまうので、遠目にしか観ることが出来ません。

ため池に住む亀。近づくと気配ですぐに逃げてしまうので、遠目にしか観ることが出来ません。

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MAKE 日常 遊び

毒きのこ、作りました

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ベニテングダケ。食べると下痢や嘔吐、幻覚などの症状をおこします。

ベニテングダケ。食べると下痢や嘔吐、幻覚などの症状をおこします。

これだけのベニテングダケがあれば、どれくらいの人をトイレ送りに出来るのでしょうか・・・。

って、これ粘土で作りました。

粘土で作るキノコ

粘土で作るキノコ

 
この本を買ったのは去年の夏頃だったのですが、なかなか時間を取れなくて、ようやくこの数日のうちに作ることが出来ました。
粘土を乾かしながらなので、一気に作ることが出来ず、3日間ぐらいかけてのんびり作ります。

とにかく作り方が分かりやすく、不明点など一つもないままに最後まで作ることが出来ます。
作業マニュアルとして、これほど優れた本も珍しいのではないでしょうか。

非常~に細かく書かれた作り方。

非常~に細かく書かれた作り方。

これを読めば、どんなぶきっちょさんでも超リアルなキノコをわさわさ作ることが出来ます。

これを読めば、どんなぶきっちょさんでも超リアルなキノコをわさわさ作ることが出来ます。

階段脇のスペースに生やしています。

階段脇のスペースに生やしています。

ヒダヒダがかなりそれっぽい。

ヒダヒダがかなりそれっぽい。

子供部屋にも。

子供部屋にも。

ベニテングダケのほか、ドクツルタケやアミガサタケ、食用ではしいたけ、松茸、ブナシメジも作れます。
何と言っても、このブナシメジがすごい!

驚異のしめじパック感。

驚異のしめじパック感。

本屋さんで立ち読みしていて、このブナシメジの完成度と考え込まれた作り方を見て驚嘆し、本を即買いしました。

次はこのブナシメジをつくろうと思っていたのですが、家族の絶対松茸!コールにより、とりあえず松茸から作ることにします。
ひと通り全部作れるようになったら、オリジナルきのこにもチャレンジしたいなあ。

MAKE 日常 遊び

仮面ライダー鎧武の戦極ドライバーを自作してみた(厚紙で)

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まず材料は、

  1. 厚紙(本体、ロックシード)
  2. 材木(剣)
  3. 洗濯ばさみ(剣)
  4. ねじ、ボルト
  5. 板磁石(100均で。ロックシードの開閉用)
  6. 輪ゴム
  7. 金属パーツ(ホムセンで50~60円×3)
  8. ボタン式ベルト(息子のを借用)
  9. 絵の具
  10. 中古スマホ(2,000~3,000円)

こんな感じ



そして出来上がり動画。

製作中の写真です。

結局柄の部分が割れたので、別パーツをネジ止め・・・

結局柄の部分が割れたので、別パーツをネジ止め・・・

剣を動かすギミックとして、洗濯ばさみのネジを使用。 戦極バサミなんちて・・・

剣を動かすギミックとして、洗濯ばさみのネジを使用。
戦極バサミなんちて・・・

戦極ドライバーと剣は、ホームセンターで買ってきた金属の穴あき板とねじとボルトでくっつけます。

戦極ドライバーと剣は、ホームセンターで買ってきた金属の穴あき板とねじとボルトでくっつけます。

パーツへの色塗りには息子も参加。上手に出来ました!

パーツへの色塗りには息子も参加。上手に出来ました!

戦極ドライバーのできあがり~

戦極ドライバーのできあがり~

これだけだともちろん音が鳴らないので、アプリ開発のテスターで使っているスマホ君(IS03)に自作の戦極ドライバーアプリを仕込んで、音がなるようにしました。
スマホは完全にドライバー内に仕込んでしまうので、操作は加速度センサーを使って前後左右への動きで行います。
鎧武だけではなく、ついでにウィザードとフォーゼへのモード切り替えも出来るようにしています。

戦極ドライバーアプリを開発中の様子・・・。絵として見せにくいのですが。

戦極ドライバーアプリを開発中の様子・・・。絵として見せにくいのですが。

昨日、息子が幼稚園から帰ってきてから一緒に遊びましたが、大人の自分とはやはり体の動きが違って、思ったように加速度センサーを制御できないことが分かり、もう少し調整が必要な感じです。

これで、くそ高い戦極ドライバー(7,000円)とロックシード(1,500円 x 数十個)をねだられないようにしたいものですが・・・。

日常

盗作の思い出

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最近「昆虫交尾図鑑」のネット画像模写のニュースをみたせいか、ふと昔のことを思い出しました。

小学1年生のころ、「お話を作る」という国語の宿題があり、次のような文章を書いたことがあります。

あるところに一わのカラスがいました。
カラスが空をとんでいると、ふうせんがうかんでいました。
ふうせんを見たことがなかったカラスは、そのふうせんをくちばしでつつきました。
するとふうせんはパンとわれて、びっくりしたカラスはにげていきました。

  
まあ一見どうでもいい内容ながら、小学1年生が書いたにしては物語っぽく書けていたのが受けたのでしょうか。
担任の先生が非常に褒めてくれた上、クラス全員の前で読み上げられさせたりもしました。
そして、「さかい君、すごく上手に書けたから、もっと続きを書いてきてね。」と大人ならではの軽い口約束を投げかけられ、もちろん子供の私は追加の宿題を命じられたと思い、家に帰って続編を考えなければならなくなってしまいました。

じつはこの「カラスとふうせん」の話は、家にあった雑誌か何かに書いてあった文章をネタに、盗作したものだったのです。
もちろん一字一句変えずにそのまま書き写したわけではなく、その読んだ文章のアイディアをそのまま取り込んで書いたというわけですが。

その時の自分の感情としては、絵を描く時に対象物を見るのと同じように、単に模写しているだけといった気持ちだったと思います。
ですので罪悪感なんかもなく、本当に無心にこの文章を書いたのでした。

で、その続編の話ですが、ほとんど話の筋は変えずに風船の数だけたくさん増やして、パンパンパンとたくさん割れてカラスがびっくりしたという話を書きました。
ふうせんが割れたところが面白いと言われたので、そのままそこの部分を派手にしたら受けるのかなと考えたのです。
本当に今考えるとアホみたいな考えですが、そのころの私にはそれくらいの頭しかなかったんでしょうね。

あくる日に学校で、先生に続きを書いてきたと伝えたところ、先生は中身をあらためることなく、またみんなの前で読み上げるように仰ったので、その二番煎じの話をちょっと照れながらも読み上げました。
先生は少しびっくりしたみたいな顔をしていたのを思い出します。

同級生が何を感じていたのかはよく分かりませんが、明らかに受けが悪いことだけは理解出来ました。
読み上げた後、後悔とか恥ずかしいとかそういう感情ではなく、「人の真似をするだけでは受けない」という思いだけが強烈に心に焼き付きました。

今でもプログラムコードのコピペをする度に、この小さいころのエピソードがふっと頭に浮かんできます。

日常 自転車

DAHON METRO(自転車)のタイヤ交換

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自転車への取り付けも滞りなく完了・・・

やらなきゃやらなきゃと思っていましたが、仕事部屋の改装工事(窓を増やす)で仕事ができない今日、ついに自転車のタイヤ交換にとりかかりました。

これまでパンク修理すらしたことがない私にはハードル高すぎなのですが、いざ作業を進めてみると何とかなるものですね!
タイヤ交換の他、チューブのパンク修理、ブレーキの取り付けまで出来るようになってしまいました。

使っている自転車はDAHON METROという折りたため式自転車で、タイヤとチューブはAmazonで購入。

修理前の自転車

修理前の自転車。
後輪がパンクし、タイヤそのものもボロボロの状態です。

分解する前の状態

分解する前の状態をカメラに収めつつ、恐る恐るばらしていきます。

チェーンを外すところ

チェーンを外すところ。
無事に取り付け直せるのか心配・・・

ついに後輪が取れました。

ついに後輪が取れました。
作業途中から自転車をひっくり返しましたが、最初っからひっくり返した方が混乱がなくて良いことに気が付きました。

ホイールからタイヤを外す

ホイールからタイヤを外すところ。
自転車屋さんがパンクを修理するとき、こんなことやってたなあ。

この形は英式バルブというそうです。

この形は英式バルブというそうです。
注文時に注意!

パンク修理

本当はチューブも交換するつもりだったのですが、開けてみたらまだ全然いけそうだったので、パンクを修理することに。
以前サイクルベースASAHIで購入したパンク修理キットを使って簡単修理。
反省点ですが、補修シールの前に塗るゴムノリは、広めに塗らないとシールが端からはがれていく・・・

新品のタイヤ登場

新品のタイヤ登場。
注文時のサイズチェックはお間違いのないように。「○○(自転車名) タイヤ交換」でググっておくと少し安心して購入できます(型番によってサイズが変わることもあるそうなので、元のタイヤに書かれているサイズ表記をちゃんと確認しましょう)。

汚れだらけのホイール

汚れだらけのホイール・・・
このままだとかわいそうなので、スチールウールでごしごしサビ&汚れを落としました。

きれいになったホイール

きれいになったホイール。
うちにあった車のホイール用のウレタン系サビよけスプレーを噴いておきました。

ホイールにチューブとタイヤを取り付け

ホイールにチューブとタイヤを取り付け。
チューブのバルブを先にホイールに通すかどうかは、人によって流儀が異なるようです。
前輪・後輪でそれぞれ違う方法を試してみましたが、素人は先につけておいた方がやりやすいように感じました。
後でつけようとすると、なんか斜めに入ったりするんですよね。

タイヤ取り付け中

タイヤ取り付け中。
正しいやり方はいまいち不明ですが、タイヤにチューブを埋め込んでから、外す時の逆順でタイヤをホイールに取り付けました。

取り付け完了!

取り付け完了!

タイヤの取り付け向きに注意・・・

タイヤの取り付け向きに注意・・・。
「DRIVE→」みたいなマークにしたがって取り付けるのですが、前輪ホイールがそもそもどっち向きだったかわからなくなったので(後輪はギヤが付いているので間違えない)、後輪のホイールに刻印されているマークを頼りに向きを決定。

自転車への取り付けも滞りなく完了・・・

自転車への取り付けも滞りなく完了!・・・のはずでした。

後輪のブレーキがうまく効かない

後輪のブレーキがうまく効かない。
一度ブレーキをかけると、元に戻らない感じです。
ワイヤーの位置を何度も調整しましたが、全然直らない。

ブレーキも分解

ドツボにはまることを承知で、ブレーキの分解に入ります。
油汚れがひどくって、それのせいで動きが悪いような気がするので、一度分解して汚れをふき取ることにしました。

中にはバネが入っていました。

中にはバネが入っていて、そのバネの力で逆八の字にブレーキが広がる仕組みになっていました。
バネの両端には、自転車本体側&ブレーキ側の穴に通すための出っ張りがありますので、長い方を自転車本体側に通します。
一度外すとバネの向きや通す穴(元々は真ん中の穴に入っていました)が分からなくなりパニクりましたが、左右1つずつありますので、もう片方を慎重に外しながら取り付け位置を確認します。

バネもきれいにふき取り

バネもきれいにふき取り、軽くオイルで湿らせました。

ブレーキも取り付け完了!

ブレーキも取り付け完了。
修理前より、かなりブレーキの利きが良くなりました。
今回の修理行程で、一番満足できた作業です。

修理した自転車に乗って買い物へ

修理した自転車に乗って買い物へ。
久しぶりの自転車での外出です。
一番のサイクリングシーズン、逃さないようにしないとね。

自転車修理は田舎暮らしの醍醐味?
近所に自転車屋さんが無いので、今回は自分でトライしてみました。

大阪→淡路島への引っ越し直前に自転車マスターと友達になれたおかげで、自分でタイヤ交換をしてみようという気になれましたが、もしそんなきっかけが無かったら絶対にチャレンジすることがなかったと思います。
マスターが淡路島まで遊びに来てくれた際にプレゼントしてもらった工具類も、ついに役立たせることが出来てホッとしました。。

自分で作業したことで自転車への愛着もわきますし、もっともっと改良したいと思ってしまいますね。
次はよれよれのブレーキパッドを交換してみようと思います!

日常 淡路島 自転車

自転車で・・・コンビニ15分、スーパー15分、TSUTAYA40分。。

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瀬戸内海に続く坂

瀬戸内海に続く坂

私が住んでいる津井は、南あわじ市の瀬戸内海側の少し山あいになっていることろで、どこに行くにもまず坂を下るところから始まります。
最初はその坂におののいて車でばかり移動していたのですが、引っ越しの片づけが一段落したころ、となり町のスーパーまで自転車で行ってみることにしました。

季節は5月、気持ちの良い晴れの日が続き、すずしい風とおだやかな陽気に誘われていざ・・・

一度坂を下りてしまうと、あとは比較的平坦な道が続きます。
淡路島の中央まで広がる平野部(淡路平野)は見通しがよく、自転車での移動にはぴったり。
颯爽とロードバイクを飛ばすサイクリストは淡路島中を走っていますが、いつか自分も遠乗りしてみたい!

瀬戸内海 津井~湊間

瀬戸内海 津井~湊間

となり町(湊)にあるショッピングモールまで出れば、大抵のものは揃っています。
スーパー、コンビニ、ホームセンター、ATM、図書館、市役所、etc..
ただ、ここまで来ないと何にも無いので、これからもしょっちゅう自転車で往復することになりそうです。
このショッピングモールまで自転車で片道15分なので、運動不足解消にちょうど良い感じですけど。

何回か湊までの往復を繰り返して自信をつけたので、もう少し遠くまでチャレンジしてみようと、三原にあるTSUTAYAまで行ってみることにしましたが、これは遠かったー!
片道40分、行って帰って2時間の小旅行になってしまいました。

ですが一度遠くまで行くと慣れてくるものですね。
片道15分も短く感じるようになり、スーパーまで往復30分かけておやつを買いに行くのも苦にならなくなりました。
眺めがいいからでしょうか、用事を作ってでも毎日自転車に乗りたくなりますよ。

霧の日

霧の日

冬になると風が強くなり、最後の写真の道も日によって通行止めになるそうなので、気候の良い今のうちにたくさん自転車に乗っておこうと思っています。

日常 淡路島

淡路島、南あわじ市津井への引越し

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ちょうど一年前にふらっと遊びに来た淡路島へ、勢いよく引っ越してきました。
淡路島はどこをとっても楽しいし大好きなのですが、住むところとして決めたのは南あわじ市の津井という小さな町です。

南あわじ市は人口5万人、津井がある旧西淡町(2005年に南あわじ市に合併)の人口は1万人ちょっととあるので、おそらく津井は2,000人くらいの人が住んでいるのでしょうか。
日本の地方全般で進んでいる過疎化はもちろんここにも押し寄せていて、散策していると空き家っぽいおうちがちらほら目に入ります。

1609年ころ現在の南あわじ市津井地区に始まったとされる地場産業としての淡路粘土瓦は現在全国最大のいぶし瓦産地である.
淡路瓦 – 日本セラミックス協会(PDFファイル)より

この町は瓦づくりのメッカで、どこもかしこも瓦が飾られています。
淡路瓦というのは、寡聞にして津井に立ち寄るまで知らなかったのですが、日本3大瓦(愛知、淡路、島根)の一つなんですって。
とくに「いぶし瓦」というシルバーメタリックな瓦がすごくきれいで驚くほど。

きれいな瓦ぶきの小学校

きれいな瓦ぶきの小学校

ただ、昔は瓦造りで大いに栄えた場所だそうですが、1995年の阪神・淡路大震災を境に瓦が売れなくなり、今はぐっと下火になったそうです。
淡路島に住む誰からも、「震災以降」、「風評被害」という声が聞かれ、震災以前の盛り上がりを何となく想像するばかりです。

あちこちに瓦を使ったオブジェや壁が見られます

あちこちに瓦を使ったオブジェや壁が見られます

「瓦が重いせいで家が崩れた」という言葉が地震の後に広がり、重い瓦を敬遠する風潮が出来上がってしまったのだそうです。
実際のところ震災で家が崩れた原因は、柱の構造的な弱さやシロアリ被害による脆弱化、耐震不足などが挙げられるそうですが、目につきやすい瓦がやり玉に挙げられてしまったんでしょうね。
3.11の後に「自販機の電気が無駄」とか言われたのと似たような感じでしょうか。

そんな津井ですが、なぜか明るさ、陽気さを感じる不思議な場所です。
淡路島全体に通じて言えるのですが、風通しがよく、人々もさっぱりと快活で、気前が良い!

元々私はシーズンオフのさびれた感が苦手で、海の町は敬遠していたのですが、引っ越し前から四季を通じて通ったこの町は本当に居心地が良い場所です。

大阪では一度も満タンにならなかったソーラーパネルのバッテリーも、設置当日に一気に満タン充電され、これからやってくる楽しい夏が待ち遠しい限りです。

バッテリーの3つのランプがまぶしい

バッテリーの3つのランプがまぶしい