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(3) PC3.0を予想してみた:データにはアクション(操作)がもれなく付いてくる

はがき

すべてのデータにインターフェース・アクション(iAction)を

インターフェース・アクション(iAction)とは今作った造語ですが、あらゆるファイルやデータを汎用的に操作するための仕様のようなもの・・・と考えてください。

ここにOfficeの文書データが10,000ファイルと、メールが10,000通 あるとします。
これらデータ全てから、特定の情報(個人情報など)を削除しなくてはいけないとします。
一つ一つのファイルを開いて、検索して、削除してという方法では大変な時間と手間がかかります。
もしこの文書データとメールデータに、「検索」というiActionと「削除」というiActionがあれば、全体を選択→検索→削除が行えるわけです。

「オンラインでの買い物について、勝手に家計簿をつけてくれる」とか、「去年知り合った人用に年賀状を印刷する」とか、「やった仕事の内容を請求書に書き忘れない」(?)とか、とにかく便利に動いて欲しいものです。

もちろん、多少手が器用な方であれば、何らかの方法で手早く同じ作業を行うことが出来るかもしれませんが、一家に一人、一部署に一人、そういう人がいるとは限りません。
アルゴリズムが出来ることは、コンピュータに任せたほうが良いのです。 

インターネット上のデータはどうすればよいのでしょう?
これも、1データとしてカウントできる単位に対して、iActionを定義できるとさらに便利ですね。
Gmailのメールデータや、ブログのコンテンツなども、同じようにまとめ処理が出来てしまいます。
技術的にどうするんだろ・・・
たとえば、POST/GETのような「IACT」みたいなメソッドを作るとか(ここまでくるとやりたい放題ですが) 。

指話+AI秘書ツール+iAction=PC3.0?

タッチパネルを使った指話、AIによる秘書ツール、データ単位で任意の処理を行うiActionを組み合わせることでPC3.0時代がやってくるのでしょうか。

ユニバーサルデザインの観点から見ると指話の部分に課題が残りそうですが、それを抜きにすればちょっと近未来的なコンピュータ操作が実現できそうな気がします。

最後の問題は、これを誰が作るのか?というところでしょうか。
すぐに思いつくのは、Google、Microsoft、Appleの3つ。
どこかのベンチャーが作って公開して、うまいこと人気が出たらGoogleが買収してグローバル化して、MicrosoftがWindowsに取り入れて、Appleが次世代インタフェースをもう一つ作る・・・
もしくは、Mozillaがオープンソース・ソフトウェアとして作って、運営も有志の人々によってまかなわれたり・・・

とまあ、妄想はこのあたりまでにしておきます。
3年後5年後といわず、今年2009年の変化を楽しみにしつつ、 自分の仕事に戻りたいと思います。

まとめ

2008年末ごろから経済面での不況のニュースが相次いだためか、技術関連のニュースまで新しいものが目立たなくなったように感じたので、自分を励ます意味でもこのエントリーを書いてみました。

自分でもどこまで本気で書いたのか分からなくなってしまいましたが、昨年からなんとなく考えていた「未来のコンピュータ」をとりあえず忘れないように書いておこうということでもありました。

この文章が陳腐な予想になるような、すばらしいコンピュータ技術が近い将来に到来することを心から信じています。

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