Windows 8とMac OS Lion、時代は「マウス」を遺物とする?!
個人的には「マウスは死んだ」と思っている。むろん、まだ死に絶えてはいない。しかし歴史は既に動き出していると思うのだ。
新インターフェースとして、マウスからタッチへと移行が本格化しつつあります。
以前「(1) PC3.0を予想してみた:キーボードとマウスに変わるもの」でも書いたように、キーボード&マウスというオジサン世代(数十年後にはおじいさん世代)のツールは少しずつ無くなっていくのではないでしょうか。
上の記事を書いたときには、まだ自分でタッチパネルを使っていなかったのですが、いざEee Topを購入してタッチ操作を楽しんでみて分かったのは、据え置き型コンピュータのパネルをタッチするのは疲れるということです。
腕を常に上げ続けないといけない!
2009年当時欲しかったのはまさにiPadそのもの(タッチパネル式のタブレット)で、iSlateという名前で出る出ると噂され続けながらも結局Appleが出してくれず、仕方なくEee Topを買っちゃったという経緯があります。
その体験がchromeTouchというソフトウェアを作るきっかけにもなったのですが、タブレットではない据え置き型パソコンでは、Appleのマジックマウスのようなマウス+タッチが最良解のようです。
今後はタッチパネル式のタブレットか、据え置き型コンピュータ+マジックマウスの2択という流れになりそうですが、いずれの場合にも2つの問題が残っています。
それは、
- 指がマウスカーソルほど尖っていないので、細かい部分をピンポイントでクリックできない
- マウスオーバー(クリックしていないけどカーソルは動かしている)が表現出来ていない
という2点です。
問題1に関しては、iPhoneやiPadを使っている人は、ズーム機能によって解決できているのでしょうが、どうもそれが面倒に感じてしまうのです。
そもそも操作に時間がかかるし、操作している姿も何だか艶かしすぎるといいますか・・・
指に専用のキャップみたいのをつけるのも実はあり?
あほかと言われそうですが、意外にアスクルのカタログなんかにもいつか登場するかもですよ。
ネーミングは「Digit Cap」とか。
問題2は、MicrosoftのKinectの小型版みたいのをタブレットかマジックマウス様のものに搭載して、指を近づけるとカーソルっぽいのが画面に出現して、マウスオーバーを再現してくれる・・・というのが私の理想です。
指を触れないと操作できないという壁は、2012年くらいにはさっさととっぱらって欲しい!
とにもかくにも、Windows8とMac OS Lionによってぐいっと一歩その未来に近づいたわけですので、次のステップは本当にもう間近に迫っていると感じています。