「スマホとスマホ(もしくはタブレット)の写真をたがいに見られるようにする」というコンセプトは、そもそも意味があるのかどうか。
多分そういうアプリを作ろうとする人も必要とする人も、いない気がします。
スマホというものはかなり個人的なツールですし、家族であっても端末を共有して使っている人は少ないですよね。
メーラーやSNSにログインしっぱなしの端末を、家族や友達に自由に使わせることってまず無いと思います。
私もアルバムーバを開発しているときは、あくまでメディアサーバーのクライアントアプリ/ビューワーとして作っていました。
ですが「いろんな端末で撮った写真を自由に選んだり、持ち運びできるAndroidアプリを作ったよ(2)」にも書いたタブレットからスマホの写真を見られる機能をつけた時の、パートナーの驚きのリアクションを見たことで、何か新しい使い方があるのかなと思い始めました。
まず作りながら面白いと思ったのは、テスト用の端末から昔「iD Shoot」という証明写真を撮るアプリを作った時のテスト写真がどんどん出てきたことです。
淡路島に引越してくる前、大阪市に住んでいた時の写真をついつい懐かしく眺めてしまいました。
スマホを買い替えた時って、いちいち写真を移動したりしませんよね。(iPhoneの場合、iCloudで強制的にコピーされてしまいますが)
昔使っていたスマホの写真を見たり、コピーするのに(地味に)便利だなと。
あとスマホで撮った写真を人に見せる時、普段使っているスマホだと見せている時にもポーンと通知が来ますよね。
人に写真を見せるのにアルバムを部屋から持ってくるのではなく、部屋に招き入れて飾ってある写真を見せるみたいな、ちょっとしたぎこちなさがあります。
もし家族共有のタブレットがあれば、それぞれのスマホの写真をそのタブレットで見ることが出来ます。
タブレットをテレビにキャスト(同じ内容をテレビの画面に表示すること。ミラーリング)すれば、家族みんなで写真を楽しむことも出来ます。
みんなで見るのには、やっぱりTVサイズの画面が必要なんですよね。
この端末間の共有は、使ってみないと楽しさがわからない部分がありますので、無料版でも使えるようにしています。
興味をもたれたらぜひ試してみてください。
使い方は簡単で、「Wi-Fiシェアリング」の「+」アイコンをクリックして、開始スイッチをオンにするだけです。
同じWi-Fiネットワークにつながっているスマホやタブレットから見えるようになりますよ。